福島原発対策緊急研究開発

2011年4月28日、東京電力は「Quince(クインス)」について、福島第一原子力発電所の原子炉建屋内での放射線量の測定などに 使用する準備に入ったと発表した。fuRo ではQuinceの改良および操縦試験等に日々取り組んでおり、ここにその研究成果の一部を掲載する。

システムの構成

システム全体の概観図
Quinceは、LANで通信することで、遠隔操作や遠隔観察等を行うことができる。途中、安定した遠距離通信を確保するため、光ファイバケーブルやツイストペアケーブルによる有線区間が存在するのが特徴。

システム構成

Quince操作マニュアル

現場でスタッフがQuinceを操縦できるようにマニュアルを作成。操作卓に貼り、いつでも見られるようにしている。

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操作マニュアル

映像

2011年5月9日に福島原発を想定して行った走行テストの様子

画像

2011年4月24日発表のQuince
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2011年5月9日のQuince
操作卓
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110509のquince
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110509のquince
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Quinceは千葉工業大学のほか、国際レスキューシステム研究機構、東北大学を中心とするグループが開発を行っている。