開発目的、背景
2011年東日本大震災、2016年熊本地震など、震災による天井(非構造材)落下の被害を受け、平成27年4月1日より,一定規模以上の室内空間に該当する特定天井の定期調査・報告が義務化された。
オフィスや一般家庭においても、水漏れや断線などのトラブルの際に天井裏の点検が必要とされているが、狭隘で点検が困難な天井裏空間において、建築物の維持管理のための劣化診断、耐震診断などの点検作業を行う際には多大な人手作業が伴い、点検期間や費用面において増加の要因となる。また細部まで目視調査等の行き届かない部分が生じ、重要なチェック部位を見逃してしまうことが怒るかもしれない。
そこで、狭隘な天井裏の空間を調査可能な小型かつ軽量な天井裏点検ロボットCHERIを開発した。
Compact : 小型
High mobility : 高踏破性
Enhanced operability : 高操作性
Research Instrument : 調査ロボット